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2022.04.11スタッフブログ住宅の性能を示すQ値・UA値・C値とは

日本の住宅における断熱性や気密性といった性能は、
欧米の住宅と比べてかなり劣ると言われてきましたが、
最近は高気密・高断熱の住宅が普及し、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる快適な住まいが増えてきました。

また、住宅の性能を感覚的にとらえるだけでなく、数値で正確に評価する表示制度も普及が進んできました。
そこで今回は、住宅全体の性能を示す3つの指標、Q値・UA値・C値についてわかりやすくお伝えします。

 

■住宅の断熱性能を示す指標

住宅の断熱性能を示す指標には、次の2つがあります。

 

【Q値】
室内から熱が逃げる量(熱損失量)を延床面積で割った数値。
「熱損失係数」と言われます。

【UA値】
換気の熱損失を除いた熱損失量を、床・壁・天井・開口部の面積の合計で割った数値。
「外皮平均熱貫流率」ともいいます。

 

Q値、UA値ともに、数字が小さければ小さいほど断熱性能に優れていることを示します。

Q値とUA値の大きな違いは、熱損失量に換気を含むかどうかの違いです。

Q値は換気による熱損失を含んだ数値となっていますが、UA値は換気の熱損失量を除いた数値です。

 

そしてもう1つの違いは、
Q値は、1つ前の省エネ基準である 「次世代省エネ基準」の断熱性能基準であったのに対し、
UA値は、現行の省エネ基準 「改正省エネ基準」の断熱性能基準であることです。

 

このことから考えると、現行の省エネ基準基準「改正省エネ基準」であるUA値が最新基準だといえるので、
今後はそちらを利用していくケースが増えますが、
パッシブデザインを手がける住宅会社や建築家は、Q値も変わらず重視しています。

 

なぜなら、UA値はあくまでも外皮(壁・屋根・窓・床等)の断熱材に対する評価であり、
建物内部の実際の暖かさ・涼しさに対する評価ではない
からです。

UA値は換気の熱損失を含まず、住宅の規模の大小や形状には左右されないので、
実際の住環境や室温とは合わない部分が多くあります

一方、Q値は換気の熱損失を含み、住宅の規模の大小・形状に合わせて実際の熱損失を考慮した計算方法なので、
住宅内部の実際の住環境・室温等に近い数値になると考えられています。

 

■住宅の気密性能を示す指標

【C値】
家の性能を評価する際に、Q値やUA値と同様に重要なのが「C値」です。
「C値」とは、住宅にどれくらい隙間があるのかを数値で表したもので、「相当すきま面積」のことを示します。
C値も数字が少ないほど隙間が少ないことを示します。
つまり、C値が低いほど、気密性にすぐれていることになります。

 

Q値やUA値は計算すれば算出できますが、
C値は計算だけでは算出できず、一邸ごとに測定が必要です。

C値は、建物が完成した時点で気密測定用の機械を使って測定します。
建物が完成してから初めて計測できるため、不確定な要素が強い数値でもあります。

また、大工職人の技術の良し悪しや、施工の丁寧さにも数値が左右されるため、
住宅会社や大工職人の家づくりに対する姿勢が窺えます。

 

このように、住宅の性能を比較・評価するには、Q値、UA値、C値などが参考になりますが、
数値だけに踊らされず、担当者からの説明を詳しく聞いて、住宅性能を総合的に判断することが重要です。
完成見学会などで、実際の快適さを体感することが1番の近道かもしれません。

 


 

住宅の性能についてのご相談やご質問は、ぜひセイケンハウスにお気軽にお問い合わせください。