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2022.04.29スタッフブログ住まいにはなぜ断熱性が必要なのか

今回は「住まいにはなぜ断熱性が必要なのか」についてわかりやすくご説明します。

 

■断熱が重要な二つの理由

実は、「断熱性」という言葉が広く知られるようになったのは最近のこと。
昭和の時代には、住まい手はもちろん作り手にすらあまり意識されておらず、
暑さ・寒さは我慢するものというのが当たり前の風潮でした。

 

そんな日本の家づくりで、「断熱性」が注目されるようになったのは、地球温暖化の問題がきっかけ。
世界中で地球温暖化について注目されるようになると、
同時に日本の家屋の断熱性能が諸外国のそれに比べてかなり低いことが明らかになったのです。
そこで初めて、日本でも断熱の重要性が知られるようになりました。

 

では、なぜ断熱性を高めなければならないのか。
その理由を「数値的な理由」「感覚的な理由」の2つに分けてお伝えします。

 

■断熱性がなぜ必要か─「数値的な理由」

「数値的な理由」とは、
つまり「エネルギーの垂れ流しによる環境への負荷、家計への負荷を軽減する」ということ。

 

家の断熱性能を表す指標として
「断熱等級」というものがあるのはご存知でしょうか。

たとえば断熱等級が2から3へアップすると、年間の冷暖房負荷が3/4程度に抑えられ、
さらに4へランクアップすると等級2の1/2程度に抑えられます。
つまり、断熱性が高いほど省エネルギーを実現できるのです。

 

さらに、住宅の断熱性能は新築時の全体のコストやメリットにも大きく関わります。
多くの人は、家を新築するとき、フラット35Sなどを利用して35年の長期固定金利でローンを組むかと思います。

そこで、フラット35Sを利用して、建築基準法レベルの住宅(断熱等級2)からZEH(断熱等級4)に至る住宅をそれぞれ建てた場合の各種補助金や税金、光熱費などを比較してみると、
「断熱性能が高い家ほど、35年間に渡るトータルコストが安くて済む」ということがわかったのです。

 

たとえば、①建築基準法レベルで断熱等級2の住宅と②長期優良住宅で断熱等級が4の住宅で比べてみると、
②は性能アップのために建設費で約120万円増額するものの、住宅ローンの総支払額は①のほうが78.5万円高くなります。
さらに、光熱費は35年間で約56万円の差が生じることがわかりました。

そのほかにも次世代住宅ポイントやすまい給付金などのポイントの有無、税金などを差し引きすると、
②の方が総額で約55.4万円もお得になります。

 

つまり、初期費用は高くつくにしても、35年間のランニングコストなどを比較すると、
断熱性能をはじめとした全般的な性能が高い家の方が結果的にはお得になり、家計や環境への負荷も軽減できるということになります。

■断熱性がなぜ必要か─「感覚的な理由」

次に、断熱性が重要である「感覚的な理由」についておはなしします。

「感覚的な理由」とは、ズバリ「快適性」のこと。
そして「快適性」とは、つまり「ストレスが少ない状態」のことを言います。

 

広さや騒音、動線といった住まいに対するストレスのなかでも、
「暑さ・寒さ」などの温熱環境に関わるストレスはかなり大きな比重を占めます。

 

住まいを高断熱・高機密にすることで得られる最も大きな効果は、「体がラクになる」ということ。
数々の実験データによって、高断熱・高機密な家が冷え性や猫背、腰痛などの症状を和らげるのに活躍することが証明されています。

 

また、家全体の室温が一定に保たれるため、家の中での移動が苦にならず、行動も活発になります。
そうして家中の空間の稼働率が上がると、面積が小さい家でも広々使えるようになり、
ヒートショックや結露、カビの心配も同時になくなります。

これまでは冷暖房効率を考えて部屋を仕切らなければならなかったのが、
高機密・高断熱にすることで仕切る必要が無くなったり、吹き抜けにできたり、北側にリビングや寝室を配置できたり・・・
プランの自由度もアップします。

 

そして何より、冬に温かく夏に涼しい家のほうが、四季の魅力をより心地よく感じられるようになるのです。
たとえば寒さに凍えながら雪を見ても美しいと感じる余裕はありませんよね。暖かい部屋の窓から見るこそ、雪は人の目に美しく映るのです。

このように、人の感覚から見ても高機密・高断熱の有効性は明らかです。

 


 

当社では既存住宅の断熱リフォームも承ります。住宅の性能についてのご相談やご質問は、ぜひセイケンハウスにお気軽にお問い合わせください。